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maimu Site Admin
登録日: 2005年8月 24日 投稿記事: 1020 所在地: 神奈川県
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時間: 2006年11月05日(日) 11:12 題名: クモ |
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まいむです、
クモという生物は昆虫とは違い非常に特殊な進化をした生物です、虫として括ることも可能ですが。
社会性を伴わない虫としては最も進化した部類の一つといえると思います。(種類もかなりの数に及びます)
オス・メスがどちらが優位かという点ですが、これは、その種の社会や環境によって異なると考えてください。
発生生物学的には、まずメスありきで、オスはメスの変化したものに過ぎません。(受精時、受精後、幼生から成体への変化時、成体での変化…種によってマチマチです)
虫については、オスは繁殖時の存在でしかないように見えますが、それは社会を持つ(コロニーや集団行動を取る)種に多くみられます。
単独で行動する生物においては昆虫でも、オス優位のものも少なくありません。(有名なカブトムシなど…)
虫とくくる中には雌雄同体ないし無性生物も存在します。(単細胞生物などは顕著でしょう)
鳥類についても同様で、集団で繁殖するか、抱卵期間、食性などによりオス・メスの位置付けが異なります。(これは雌雄比率による部分もあるので深い部分となっていて、不明な部分も多いということです)
哺乳類は雑多で、社会を形成する生物に於いてもオスメスの優位差は異なります。霊長類の多くはオスが優位である点は判り易いかと思います(多くであり例外もそれなりにあります)
余談ですが、人間と違い、同種の動物は無駄な殺戮をしない、という意見などがありますが、実は多くの動物が縄張りや生殖相手、餌の確保の為に同種であっても殺します。
特に社会(コロニー)を形成する動物同士は悲惨極まりない事が多くあります。(これは肉食・草食関係ないようです)
グローバルに観れば自然淘汰であってバランスを取るという意味では正しいのかもしれませんが、同属を殺さない、というのは間違っていると理解しておくと良いと思います。(人間は道具を使って大量に殺すという点から他の動物と全く異なりますが)
また植物にも雌雄的位置付けの能力を獲得しているのが多くあります。
生命としてみた場合発生学的な部分での雌雄の存在、進化や淘汰の過程で獲得した雌雄の特徴的生態などは非常に変化に富んでおり、多くの研究者が今も悩み続けているのではないでしょうか?
私個人のレベルで知りうる内容など、非常に一部であって、研究者の選別・整理された情報やドキュメンタリー番組のような情報ソースからの知識程度を超えることはありません。
物事の理解の為に生物学(広く浅い意味で、植物学、虫学、動物学)の基礎は非常に役立ちます。
とはいっても、生物の知識などは私の場合は高校レベル+α程度であって、専門的な教育は受けていません(セミナーなどは参加してはいましたが)
あくまで興味と趣味の一部でしかありません。
昨今の小学生のムシキングブームで、甲虫類の知識ではとても子供には及びません。
また、ご推察の通り、物理学の中でも電磁気学を専門としていますので、弱電の分野については職業的にそれなりの知識は持ち合わせているつもりです…(実際、現大学生や院生の専門知識に及ばないかもしれません…)
あとは趣味として、物理雑誌「パリティ」を講読しているので現在の物理学の面白さ程度は常にアンテナをはっています。
物事を理解する上で役立つ学問と、物を造るときに役立つ学問、それぞれ私の職と趣味と密接に関わっているというのがポイントだと思います。
最後に、ダラダラとシッタカぶったような事を書いてみましたが、所詮はクモが好きなオッサンというダケです。
クモの魅力は知れば知るほどハマってしまった、というダケで、理由は後付みたいなもんです。(クモは身近な動物ですから) _________________ 's FAN as まいむ /JabberID :maimu@pandion.be / Email : maimuu@gmail.com |
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青森りんご@所沢 玄人さん
登録日: 2006年9月 04日 投稿記事: 602 所在地: 所沢市
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時間: 2006年11月05日(日) 08:22 題名: 虫のデザイン |
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クモはちょっと苦手なんですけれども
こうしてみると前衛的なデザインにみえます。
カマキリも明るい緑の単色で保護色かな、っていうわりには
目立つところにいますね。
また勉強を勧められそうだけれど、例外はあるとしても
昆虫はメス優位、鳥類、ホニュウ類はオス優位
なんでしょうか。
そういえば生物の先生が嫌いで、イジワルな質問をしてしまった
ことがあったのを思い出します。
それはちょっと好きな男の子の居眠りをその先生が叱ったからで
私が参考書をみて授業の内容をチェックし、
誤りを指摘する厳しい質問をぶつけました。
教室が張り詰めた空気になったのを覚えています。
でも・・・その先生が仕返しをしたのではなく、自分から
生物を受験科目からはずし、苦手な物理に変えた結果
受験では失敗してしまいました。
まいむさんはきっと生物と物理の両方得意でしょうね。
青森りんご@所沢が2006年11月05日(日) 12:25に記事を編集, 編集回数: 1 |
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maimu Site Admin
登録日: 2005年8月 24日 投稿記事: 1020 所在地: 神奈川県
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時間: 2006年11月05日(日) 03:52 題名: 秋のひとコマ |
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まいむです、
すっかり秋になって、帰宅したら家の主クモさまがこんなにデカクなってました。
写真だとサイズは不明瞭ですが、足の末端長は20cmほどあります、かなり大きくなってました。胴体はだいたい30mm程度です。
この時期は昼間、羽虫が大量に飛んでいますのでクモは太りっぱなしです…(そろそろ卵をかかえる時期で、卵を産んだら寿命を終えます)
一応、クモは益虫です、大事にしましょう。
写真のクモはジョロウグモ(女郎蜘蛛)メス Nephila clavata アシナガグモ科 です。
写真の中にはいませんが、小さいオスもすぐ上にいました。 _________________ 's FAN as まいむ /JabberID :maimu@pandion.be / Email : maimuu@gmail.com |
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